Proxmox VE 5.2でCloud-Initが使えるようになったので使う話
Proxmox VE 5.2からCloud-Initが使用できるようになりました。
これで、各ディストリビューションから提供されているクラウド用イメージを簡単に使用することができるので、仮想マシンをポコポコ立てては壊すのが少し簡単になります。
手順としてはほとんど Cloud-Init_Support に書いてある通りですが、一応手習いしてみましょう。
more…iptablesとnftablesで25万ルール詰め込む場合の話
iptablesはAPIが古い設計なので、フィルタルールの追加時には全データをユーザランドにコピーして、再ストアする動きをする。
そのため、ルール数が多くなるとフィルタルールの追加に時間がかかるようになる。
対して、Linuxの次期標準ファイアウォールアプリケーションとして開発されているnftablesはその点が解消されており、フィルタルールの追加が高速に行われるようになっている。
今日は25万個のルールを詰め込んでみて、その差を体感してみようと思う。
more…自宅サーバーのProxmox VE 4.4から5.1に仮想マシンを移行する話
我が家の自宅サーバーたちは、最近までProxmox VE 4.4で動作させていました。
今回、PRIMERGY TX1320 M2が3台揃ったので、Proxmox VE 5.1のリリースに合わせて移行しました。
多少のダウンタイムはあるものの、特段問題なく移行できたので、移行手順のメモを残しておきます。
まだの人は、前回の 自宅サーバーのProxmox VE 5.1 - 3 nodes cluster環境の構築 もあわせてご覧ください。
more…自宅サーバーのProxmox VE 5.1 - 3 nodes cluster環境の構築
我が家の自宅サーバーたちは、最近までProxmox VE 4.4で動作させていました。
今回、PRIMERGY TX1320 M2が3台揃ったので、Proxmox VE 5.1のリリースに合わせて移行しました。
多少のダウンタイムはあるものの、特段問題なく移行できたので、構築手順のメモを残しておきます。
more…phpIPAMを使ってIPアドレス管理を始めたい僕の二歩目
前回は phpIPAMをインストールして動作概要を確認 しました。
これだけだと死活監視とオートディスカバリー機能付きのIPアドレスの管理簿がWebになっただけ。(あれ?これだけでも十分かな?)
せっかくなので、登録したホストが実際のDNSに反映されて欲しいところです。
都合のいいことに、phpIPAMにはPowerDNSとの連携機能が搭載されているのです。
今回はPowerDNSを追加でインストールして、phpIPAMによるIPとDNSの管理の統合を目指してみます。
more…phpIPAMを使ってIPアドレス管理を始めたい僕の一歩目
サーバーの仮想化も進み、単に箱があればIPアドレスが1つと言うことも少なくなりました。
そのため、IPアドレスの割り当て管理を記憶やExcelシートに頼ることも負担になってきました。
IPアドレス管理のためのソフトウェアと言えばWikipediaにいくつか載っていますね。
IP address management - Wikipedia
出来ればDNSとの連携もしたいので、phpIPAMを選択してみました。
まずは単にIPアドレス払い出し帳簿として使えそうか見てみます。
more…IPv4/v6デュアルスタック環境におけるLet's EncryptとSEIL/x86
大したことが書いてあるわけではなく、 Certbotを題材にSEIL/x86のポリシールーティングが動く実例を書いてみようと思った次第です。
more…TX1320 M2が来たよー
TX1320 M2を買いました。
TX1320 M2は富士通のタワーサーバーです。イマドキ、物理サーバーを買うなんてネー。
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/products/lineup/tx1320m2/ (※ただし販売は終息しています)
それでは、中身を見てみようと思います。
画像てんこ盛りだよ。
more…Wordpressは衰退しました
Wordpressで公開されていた「迷い庭」はサービスを終了しました。
主要なURLはpelicanに移植およびリダイレクトされていますが、一部アクセスできないページはここに飛ばされるようになっています。
誠に申し訳ありませんが、ご理解頂けますようお願いいたします。
まぁ簡単に言うとこうなってます。:
<Directory /var/www/ainoniwa.net/> RewriteEngine On RewriteBase / # Pelican migration RewriteCond %{QUERY_STRING} (^|&)p=(\d+)($|&) RewriteCond %{DOCUMENT_ROOT}/pelican/wp/%2.html -f RewriteRule ^ssp/(.*)$ /pelican/wp/%2.html [R=301,L] RewriteCond %{QUERY_STRING} (^|&)tag=([^&]+)($|&) RewriteCond %{DOCUMENT_ROOT}/pelican/tag/%2.html -f RewriteRule ^ssp …more…
pktgenとパケットキャプチャとLinux kernel 4.4
Linuxにパケットジェネレータ機能を提供するpktgenは、非常に高速にパケット送信を行うことができるカーネルモジュールである。
pktgen自体については PCとpktgenで行くショートパケットワイヤレートの旅 を参照。
pktgenで送信中のパケットがtcpdumpで確認できないという話があったため、その説明のため簡単にコールスタックを追った結果を残しておく。
賢明な諸氏のことなので、図を見れば説明は不要なことと思う。

Figure 1. Linux kernel 4.4におけるパケット送信時のコールスタック(一部省略)
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